おしゃれアイテムの定番・枕木
枕木、ワイルドなエクステリアの定番アイテム。
重いのが難点ですけど、使ってみたいですよね。
が、ひとつ問題が。
かつては中古枕木というものが大量に売られていたのですが、
枕木に含まれているクレオソートという物質が有毒ということで、
販売規制されるようになりまし た。
以降、枕木を取り巻く状況は大きく変わりました。
現在は、
クレオソートをまったく使用しない新品の枕木や、
オーストラリア産の枕木、
その他海外のハードウッドを使用したもの
が広く売られています。
他に、 枕木を模したコンクリート製の擬木もホームセンターで見かけます。
枕木を使用する際の注意
枕木は木です。
経年変化で腐るかもしれません。
シロアリも発生するかもしれません。
うちの枕木はシロアリの巣窟です。
特に土留めや舗装材として利用した枕木は大変なことになっています。
でも今さら動かすこともできません。定期的にシロアリスプレーをぶっかけるぐらいです。
いろいろある・枕木の利用法
枕木は、
埋めて立てるだけ
置くだけ
詰むだけ
と、レンガのようにモルタルを敷いたりすることもなく初心者でも簡単にDIYできるアイテムです。
DIYでもできそうな外構の事例を集めてみました。
枕木の種類と規格
枕木は線路の下に敷くものなので、おおよその大きさは決まっています。2100mm×200mm×140mmが標準サイズですが、海外産のものはサイズが 若干違います。
また、最近は線路の下に敷くものとしてではなく、エクステリアのおしゃれアイテムとして作られたものもあります。
DIYで使いやすいようあらかじめ長さをカットしたものや、園路・アプローチに利用しやすいよう薄くスライスしたものもホームセンターで見かけます。
国産中古枕木
上に書いたように有毒物質が入っているということで販売が規制され、市場に出回っているものはごく僅かです。
その希少性から価格も上がり気味です。
国産の枕木は、使い込まれた感がある、非常に味がある枕木です。
施工してすぐに、「まるで昔からあった庭のようなナチュラルガーデン」を作ることができます。
なので、ナチュラルな雰囲気が大好きな方にはオススメです。
新品の枕木
ハードウッドを使用したものだと思います。
枕木は、線路の下に敷かれている間に石がぶつかり合ってできたヘコミがよさなのですが、新品枕木にはそれがありません。
しかも強気プライスです。ちょっと残念なところです。
ただ、最近の枕木は線路のために作られたわけではないので、上記のように舗装材として使いやすいよう薄くスライスしたものなどエクステリア用 にアレンジされたものもあります。
オーストラリア産(海外産)中古(新品)枕木
国産枕木の現象に伴い、海外産の枕木が多く出まわるようになっています。
特によく見かけるのはオーストラリア産。
オーストラリア固有の木であるユーカリは、
腐りにくいということで、人気があるようです。
また、ユーカリ以外でも、
ハードウッド系の木を利用した枕木も、ネットを中心に多数出回っています。
コンクリート製・FRPの擬木枕木
擬木というものは個人的にはあまり好きじゃないのですが、腐らないので利用してもいいかもしれません。
以前に比べて擬木も質感が上がってきていますし、舗装に最適化されたものもあります。
一番の魅力は、本物の枕木は元々鉄道用に作られているので、大きさや規格が決まっているのに対し、擬木のものは大きさにバリエーションがあることです。舗装に最適化するために薄くされていたり、軽量化されていたりと、様々な工夫がなされています。