ラティスフェンスの基礎のDIY
確かに悩ましい。
ラティスフェンスの基礎
ラティスフェンス専用の基礎金具での取り付け…
ラティス用の金具は高い
高いんです。一つ一つ見てると魅力的に見えるんですけど、取り付け金具は意外といい値段するんです。
地面に埋め込むものとかコンクリートブロックの上に施工するもの、その中でもコンクリートブロックの幅に応じたもの、コーナー用の取り付け金具いろいろあるけど、どれもいいお値段。
下手すると、ラティス本体よりも取付金具の方が値段が高くなってしまったり。
あいつらは錆びるし変形する
使うまで知りませんでした。
使い物にならなくなるほどじゃないけど、ある程度は錆びます。
しかも、おもいっきりネジを締め付けたら変形しました。
それでもなんだかんだ言ってラティス取り付け専用金具は定番だし使いやすい
次の項にコンクリート基礎の事例を書くけど、なんだかんだ言って専用金具はラティスに最適化されているものだし、汎用的なものを使うよりも楽。
うちの庭でも金具を使っている部分があります。
支柱を立ててラティスフェンスをくっつける場合
支柱の材料を何にするか
DIYでやるなら、加工しやすい木質系材料が一般的だと思います。
SPFの4×4材
あんまりおすすめしません。
格安なのですが、屋外物にSPF材はいまいちなのです。
防腐処理済みSPF材
個人的にはオススメ。
エクステリアのプロ(自分もそうじゃないわけじゃないんだけど)は、
『あんなものは数年で腐る』
と息巻いてました。
が、7年経ってもびくともしません。
海外産ハードウッド
ハードウッドは超重いしDIYには大変だと思います。
まず、穴をあけないとコーススレッドが打ち込めないので、斜め打ちなどややこしい工法があるラティスフェンスにはおすすめしません。
あと、ハードウッドはなかなかいい感じの色を出していますが、こいつらもいずれ褪色します。
販売代理店の人に聞いたらそう言ってました。
DIY工法の検討
コンクリート基礎で支柱を埋める
なんでかって言うと、いろいろ理由があるけど、木痩せしてそこから水が入ったりして腐食するかもしれないというのが最大の理由。
ガーデン大国とも言われる某国に住んでたとき、おじさんが穴を掘ってその中にコンクリートをバケツでぶっこんで支柱をなんとなく立ててたのを見ました が…。しかも垂直とか全然確認 せずに!
そんなこと言いながら、うちでも基礎ブロックに柱を埋め込んでます。
一応、壊れることなくなんとかなってますけど、おすすめしたくないなー。
羽子板突き束石が無難
羽子板突き束石を使えば、柱と基礎をくっつけることができます。
ラティスフェンス自体は、ルーバー型以外、風圧を考える必要もないので、30kgとか40kgとかするような大きなものは不要。
具体的なDIY方法は、下に書いてあります。
ベターな工法
更地にラティスフェンスを設置したいのなら、コンクリートブロックを1段か2段積んで連結金具で固定するのがいいです。
基礎自体がむっちゃ安定するし、フェンスを土から離れたところに設置できるので。
羽子板付き束石を使ったラティス支柱の立て方
基礎の設置
レンガ敷きやレンガ積みと同じです。
羽子板付き束石の羽子板を持って突き固めると作業が早いですが筋肉痛になります(笑)
そして、そのまま束石を置くか、空練りモルタルを均して水平にします。
束石同士の間は、極力ラティスフェンスの長さと同じになるように設置します。
ここで、基礎をコンクリートやモルタルで固めてしまわないことがポイントです。
なんで固めないかって言うと、置いた基礎がずれてる可能性があるから。
束石と支柱をくっつける
束石に開いている穴に応じて、コーススレッドやコーチスクリューを使って束石と支柱をくっつけます。
支柱とラティスをどうやってくっつけるか
枠付きラティスの場合は、枠と支柱をコーススレッドで斜め打ちします。
インパクトドライバを持ってないとできないです。
インパクトドライバを持ってない人は、ホームセンターでレンタルしてきましょう。
斜め打ちは難しそうですが、やってみるとやっぱ難しい。
でも失敗してもいいのです。何度もやり直すことがっできるので(笑)
ひとりでDIYするコツ
ひとりでやると難しい。
誰かがフェンスを支えてくれないとぐらつくのです。
そこで、右図のようなものを作っておくのです。
これを使ってぐらつきを防止します。
材料は余ってる材でいいし、そんなに気を使わなくてもいい。とにかく挟むことができれば、何でもいいのです。
こういうものを治具といいます。
上に書いたことをざっくり図示するとこんな感じです。
書くと簡単ですが、やってみると意外と難しいです。