固まる土を自作してみた
固まる土ってコストパフォーマンス高そうだけど、なんだかんだ言って平米あたりの単価はレンガと同じぐら
い。手間がかからないって程度。
そんなんだったら、『固まる土のようなもの』を作ってみてはどうか、と思い立ちました。
そんなんだったら、『固まる土のようなもの』を作ってみてはどうか、と思い立ちました。
古来日本からある伝統的な土・三和土(たたき)
古民家の土間や縁側には、固まる土があります。てか固まってる土。
これらは、古くから日本に残る伝統的な工法で作られた土で、三和土(たたき)と呼ばれています。
なぜ、『三和土』と書いて『たたき』になるかと言うと、3種類の材料を混ぜてつくるからだそうです。
(師匠というか上司がそう言ってた)
三和土(たたき)の作り方
実は本格的なものは作ったことありません。あくまでも聞きかじりです。
材料
土
昔は近くで手に入るものを使ってたと思うし、わざわざ土を買ってきたらカネがかかるので、少なくとも、固まる土よりも安いものを探す。石灰
ホームセンターで売ってる。にがり
こんなもの、どこで売ってるんだろうと思いながら書いてみる。材料を混ぜる
配合比はさっぱりわかりません。材料を敷き均す
これは確か10cm以上と言ってたような気がする。かなり分厚く敷くのがポイント。叩く
材料を角材のようなもので叩いていく。だから『たたき』だそうです。コテでキレイにする
以上が、三和土の施工方法だそうです。たたきの写真
古い農家の写真です。いずれも三和土が使用されていますが、古くからあるからか、カチカチに固まってました。実際問題、三和土って
いろいろ問題点があると思う。
材料が手に入らない
今時にがりなんてどこで手に入るのか激しく謎。
少量なら売ってるけど。
施工厚があまりにも分厚い
10cm分の材料を練るのは相当大変な作業。
伝統的工法に乗っ取らなきゃこれよりもっと薄くしてもいいのかもしれないけど、それはそれで割れるリスクがあるし。
エセ・固まる土を作ってみた
ということで、三和土にはいろいろ問題点が多いので、自分なりに材料を調合して、エセ・固まる土を作ってみることにした。
DIY的エセ・固まる土の作り方
試行錯誤というか、あまり力を入れずに適当にやってみました。
材料
土というか砂
いつもモルタルを作るときに使ってるもの。セメント
ホワイトセメントじゃなくて、普通のセメントを使った。最初から濁った色を望んでいるので。石灰
ホームセンターで売ってる。色粉
着色するのに使用。赤とか黄色とか。それっぽい色になるもの。材料を混ぜる
砂と石灰とセメントをすべて1:1:1の比率にした。
色粉は適宜。
施工
普通にモルタルを均すような感じでやってみた。
どうせ人しか歩かないので、厚さは5cm程度。割れたら割れたときにまた何とかすればいいという安易な考え方でDIY。
結果
写真はDIY後3年ぐらい経ってからのものだけど、施工当初から明らかに赤っぽいと思っている。
色粉の配合比を適正にすればなんとかなりそう。
あと、骨材を少し入れて凸凹感を出してもいいかもしれないと感じている。
色粉の配合比を適正にすればなんとかなりそう。
あと、骨材を少し入れて凸凹感を出してもいいかもしれないと感じている。