DIYでフェンスを作るとき、もっとも問題になるのが基礎
DIYでフェンスを作るというシチュエーションはよくあるけど、一番頭を悩ませるのが、基礎をどうするか。
我が家でも、DIYで高さ2メートルのフェンスを自作するとき、基礎の大きさをどの程度のものにするか大いに悩みました。
友人宅にもDIYでフェンスを作ったのですが、設置する場所が風の強いところだったので、これまた基礎をどうするか大いに悩みました。
簡単な柵ならあまり悩まなくていいんだけど、本格的なフェンスになると、倒れないかとかいろいろ考えてしまうのです。
実際のところ、どの程度の基礎にすれば安全なのか
フェンスの構造や立地によっても大きく変わるので、標準的なものはないと思います。
目隠しフェンスだったら風の影響を考えなきゃいけないし、メッシュフェンスとか柵程度なら深く考えなくてもい。
念のため、安定計算してみると、こんな感じになりました。
安定計算に関してはあんまり詳しくないので参考程度にしてください。
以下のページは、室戸台風並みの風を想定して計算しています。
外構業者はどうしてるか
例えば、ある建材メーカーのフェンスを立てる場合、施工要領書というものに従って基礎を作ります。
施工要領書というのは、どのように工事をすればいいかを書いたものでです。
施工要領書を参考にしよう
ほとんどの建材メーカーがウェブサイトを持っていて、施工要領書を公開しています。
ホームセンターでも、フェンスカタログが置いてあって、説明書に施工要領書が付属したものもあります。
DIYで自作するフェンスと似たような形状のものの施工要領書を見て、参考にするのもひとつの手です。
もっとも、アルミフェンスと木製フェンスじゃ数値は変わる可能性はありますが…。
フェンスの形状によって基礎の大きさを変える必要がある
そもそも、目隠しフェンスのように風通しが悪いフェンスの場合、倒れにくいように(飛ばされないように)より頑丈な基礎を作る必要があります。
業者にお願いしても、DIYで自作してもおんなじです。
逆にラティスフェンスのような風通しのよいフェンスの場合、それほど大きな基礎はいらないです。
あらゆる可能性を想定した場合…
例えば、子どもがフェンスの上にまたがったりすることを想定したら、とんでもない形状の基礎が必要となります。
基礎だけではなく、フェンス材や支柱材も相当丈夫なものが必要となります。
例えばメッシュフェンスなどはそこまで考えて設計されていません。
あの手のものはちょっとした力でぶっ壊れます。
目隠しフェンスの基礎の工夫
風が目隠しフェンスに及ぼす影響を考慮するなら、次のような方法があると思います。
控柱を作る
あんまりカッコよくないですが、支柱の横に斜めに添え木する方法です。
支柱間隔を狭める
これもデザインとの相談だけど、控柱よりはマシ。
DIYでもできる基礎
DIYで何とかできそうなフェンスの基礎の作り方を次のページに書いてみました。