庭を取り巻く環境を考慮してガーデンデザインの材料にする
制約がない庭なんてない
ホームセンターにあるサンプルとか、ガーデニングショウで見るような庭はとってもオシャレだしかっこいいけど、ああいう庭を実際に自分の敷地にその まま落としこむというのは、敷地面積とか日差しとか
いろんな問題を考えると、かなり難しい。とは言え、一部を参考にしたり似たような素材を使ったりしながらデザインすることはできるから、目の保養にはなる。
問題点を解決していく
洗いだした問題点を元に、
- どういう構造物が必要か
- どういうことができるのか
- どういうことができないのか
をまとめるのが次の課題。そして、ガーデンデザインに進んでいく。
隣家からの視線が気になる場合
フェンスを立てる
特に問題がなければこの方法がベスト。
近所づきあいには配慮が必要。
たまに変な人もいるからね。
木を植える
敷地に余裕がある場合は、木を植えて目隠しにしてもいい。
剪定とかのメンテは必要だけど、フェンスもペンキ塗らなきゃいけないしどっちもどっち。
葉っぱが越境しないように注意は必要デス。
前面道路との距離について
道路から玄関まで余裕がある場合
さらに余裕があればフロントガーデンなるものを作ることができる。
フロントヤードは外部から目につく場所なので、デザインにも力が入るし、DIYにも力が入る。気合が必要な庭とも言える。
道路から玄関まで余裕がない場合
そうするとデザインに制約がつくんだけど、うまく考えればうまくいく。
例えば、写真のような感じ。
こんな庭ならDIYでもできる。外構業者に頼むよりはるかに安くなる。
交通量が多い道路の場合
門扉を設置するとか、子どもが飛び出さないような工夫が必要。
日当たりについて
日当たりは主に植物を考える際に重要な要素になります。
日当たりが悪い場合
どんなに頑張っても、日光が必要な植物は無理。
例えば、日陰に芝生を植えてもうまくいかない。
色とりどりの花ってより、葉の色が変わったもので彩るべき。
日当たりがいい庭
植物を植えるのにはベスト。
ただし、水やりには注意が必要。
植栽計画については、考えやすい。
特定の時間帯だけ日当たりが強い場合
これが一番難しいケース。
うちの庭もこれに当たる。
風当たりについて
風があたり強い庭にフェンスを立てるなら、デザインだけじゃなくて構造的なことも考える必要がある。
耐風性が根がしっかり張る木を植える必要がある。
砂が飛んでくるなら生垣とかを考える必要がある。
地盤の状況
最近の住宅地は建設時にザーッと砕石を入れたり地盤改良したりして、庭に適していない場合が多い。
そしたら、木を植える場所にはそれなりの土壌改良が必要。
ガチガチもしくはドロドロなら、排水計画を立てる必要がある。
花壇を作るときも、レイズドベッド(敷地より少し高くした花壇)にして、水はけをよくするとか、工夫が必要。
その他立地について
海沿いだったら、錆びやすいフェンスとかは建てれない。
景観に配慮しなくちゃいけない場所ってのもある。